列車番号の付け方(昭和57年版)

高崎鉄道管理局発行の昭和57年11月15日改正運転時刻表(業務用時刻表)に載っていた「列車番号の付け方」です。
四半世紀を経た現在でも、このルールは踏襲されているようです。

  1. 列車番号は記号と4けた以下の数字からなり、下り列車は奇数番号、上り列車は偶数番号とするのを原則とする。
    ただし次に掲げる場合に限り、下り偶数、上り奇数とすることができる。
    1. 運転線区の線区系統番号と異なる列車番号を使用する場合
    2. 一部の区間を重複運転する場合
    3. 回送列車及び単行機関車列車で逆番号となる場合
    4. 2以上の線区にまたがり運転する地域間急行貨物列車で逆番号となる場合
  2. 1位及び10位の数字の使用方
    1. 旅客列車、荷物列車及び混合列車
    2. 列車種別 列車番号の数字の部分が
      2けた以下の場合
      100位の線区系統番号を
      合わせ使用する場合
      旅客列車特急客車1〜49
      電車1M〜49M
      気動車1D〜49D
      急行客車
      01〜19
      電車01M〜19M
      気動車01D〜19D
      普通客車
      20〜49
      電車20M〜99M
      気動車20D〜99D
      荷物列車急行客車荷30〜荷39
      普通客車荷40〜荷49
      電車荷30M〜荷49M
      気動車荷30D〜荷49D
      混合列車
      混20〜混99
    3. 貨物列車
      1. 列車種別の分類
      2. 列車種別 列車番号の使用方 季節
        1,000位100位10位内容
        高速貨A0〜4,000
        50〜59ライナー6000
        5000
        一般
        B0〜5,000
        60〜69 ライナー
        (除く5000台60〜69)
        5000
        60〜69一般
        直行貨0〜1,000100〜90050〜59 一般6000
        5000自動車
        速貨3000100〜90050〜59一般 7000
        40002以上の主要な線区にわたるもの
        2線区にわたる列車で1線区は逆番のもの
        専貨A5000100〜90060〜89
        6000
        B90〜99
        普貨A0〜1,000100〜90060〜89
        7000
        解結貨B90〜99
      3. 高速貨物列車の10位及び1,000位の使用方
      4. 列車種別1位及び10位の数字 1,000位の数字列車系統
        A80〜892000首都圏〜金沢
        B90〜992000首都圏〜新潟・秋田
      5. 直行貨物列車の100位の使用方
      6. 100位の数字1,000位の数字列車系統
        6000首都圏〜金沢
        7000首都圏〜新潟
        8000首都圏〜秋田
      7. 快速貨物列車の10位及び1,000位の使用方
      8. 1,000位の数字100位の数字10位の数字 列車系統
        300030080〜89首都圏〜長野(信越線)
        60060〜79首都圏〜中部(北陸、上・信越)
        70060〜79東京〜新潟(上越線)
        70070〜89高崎〜新潟(上越線)
        80080〜89首都圏〜新潟〜東北(上越、羽越線)
        90060〜79首都圏管内
  3. 1,000位の数字の使用方
  4. 1000位の数字列車の区分使用方
    1,000台定期 定期列車の予備番号として使用する。
    ただし、貨物列車の場合、速貨、専貨A及び同Bには使用しない。
    2,000台 定期列車の予備番号として使用する。
    ただし、貨物列車に予備番号として使用する場合は、高速貨A、同B及び直行貨に限る。
    3,000台 定期列車の予備番号及び速貨に使用する。
    ただし、貨物列車に予備番号として使用する場合は、高速貨A、同B及び直行貨に限る。
    4,000台 定期列車の予備番号及び速貨に使用する。
    ただし、旅客列車の予備番号として使用する場合は、主として分割列車に、貨物列車に予備番号として使用する場合は、高速貨A、同B及び直行貨に限る。
    5,000台 定期列車の予備番号及び専貨A、同Bに使用する。
    ただし、貨物列車の予備番号として使用する場合は、高速貨A、同B及び直行貨に限る。
    6,000台季節季節列車に使用する。
    ただし、速貨、専貨A、同B及び解結貨Bに使用しない。
    7,000台 季節列車の予備番号及び季節貨物列車の速貨、専貨A、同B及び解結貨Bに使用する。
    ただし、季節旅客列車の予備番号として使用する場合は、主として分割列車に使用する。
    8,000台臨時臨時列車に使用する。
    9,000台臨時列車の予備番号として使用する。
  5. 100位の数字の使用方
    線区、又は系統別とし、原則として次による
  6. 100台吾妻線工事列車及び信越線一部普通列車(中軽井沢〜高崎)
    200台八高線列車
    300台信越線系統列車
    400台両毛線旅客列車及び信越線一部貨物列車
    500台吾妻線旅客列車及び両毛線貨物列車
    600台北陸線系統列車
    700台上越線長岡・新潟系統列車、及び足尾線列車
    並びに管内〜浜川崎、塩浜操、扇町、根岸線系統専用貨物列車
    800台 羽越線系統列車及び高崎線〜首都圏内旅客普通列車
    (上越線高崎〜水上一部列車、両毛線新前橋〜前橋一部列車を含む)、
    管内〜蘇我、越中島、新鶴見操系統貨物列車
    900台高崎線〜首都圏内列車
    (上越線高崎〜水上、吾妻線、両毛線新前橋〜前橋一部旅客列車を含む)
  7. 記号の使用方
    1. 頭に冠する記号
    2. 荷物列車
      混合列車
      単行機関車列車
      救援列車
      回送列車
      工事列車
      排雪列車
      試運転列車
      配給列車
    3. 末尾につける記号
    4. 電車列車M
      気動車列車D
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