列車番号の付け方(平成12年版)
JR東日本高崎支社発行の昭和12年12月2日改正運転時刻表(業務用時刻表)に載っていた「列車番号の付け方」です。
昭和57年版と比較すると、ルールが踏襲されているのがわかります。
貨物列車に関する記述が大きく削られていますが、旅客会社の資料なので仕方ないでしょう。
- 列車番号は記号と4けた以下の数字からなり、下り列車は奇数番号、上り列車は偶数番号とするのを原則とする。
ただし次に掲げる場合に限り、下り偶数、上り奇数とすることができる。 - 運転線区の線区系統番号と異なる列車番号を使用する場合
- 一部の区間を重複運転する場合
- 回送列車及び単行機関車列車で逆番号となる場合
- 2以上の線区にまたがり運転する列車で逆番号となる場合
- 同一停車場に着発する列車には同一番号をつけてはならない
- 1位及び10位の数字の使用方
- 旅客列車及び荷物列車
列車種別 列車番号の数字の部分が
2けた以下の場合100位の線区系統番号を
合わせ使用する場合旅客列車 特急 客車 1〜49 −電車 1M〜49M 気動車 1D〜49D 急行 客車 −01〜19 電車 01M〜19M 気動車 01D〜19D 普通 客車 −20〜49 電車 20M〜99M 気動車 20D〜99D - 100位の数字の使用方
線区、又は系統別とし、原則として次による - 列車番号1000位の数字の使用方
- 記号の使用方
- 頭に冠する記号
- 末尾につける記号
100台 | 信越線普通列車(横川〜高崎) |
200台 | 八高線列車 |
300台 | 信越線系統列車 |
400台 | 両毛線旅客列車 |
500台 | 吾妻線旅客列車 |
600台 | 北陸線系統列車及び両毛線普通列車(高崎〜伊勢崎間) |
700台 | 上越線長岡・新潟系統列車及び高崎〜新前橋間普通列車 |
800台 | 羽越線系統列車及び高崎線から東京圏内旅客列車 (上越線高崎〜水上間一部列車、両毛線新前橋〜伊勢崎間の一部列車を含む) |
900台 | 高崎線から東京圏内普通旅客列車 (上越線高崎〜水上間一部列車、両毛線新前橋〜前橋間の一部旅客列車を含む) |
1000位の数字 | 列車の区分 | 使用方 |
---|---|---|
1000台 | 定期 | 定期列車の予備番号として使用する。 |
2000台 | 定期列車の予備番号として使用する。 ただし、貨物列車の場合は、高速貨Cには、使用しない。 | |
3000台 | 定期列車の予備番号として使用する。 ただし、貨物列車の場合は、高速貨Cには、使用しない。 | |
4000台 | 定期列車の予備番号として使用する。 ただし、旅客列車の場合は、主として分割列車に使用する。 貨物列車の場合は、高速貨Cには、使用しない。 | |
5000台 | 定期列車の予備番号として使用する。 ただし、貨物列車の場合は、高速貨Cには、使用しない。 | |
6000台 | 季節 | 季節列車として使用する。 |
7000台 | 季節列車として使用する。 ただし、季節旅客列車に予備番号として使用する場合は、主として分割列車に使用する。 | |
8000台 | 臨時 | 臨時列車として使用する。 |
9000台 | 臨時列車の予備番号として使用する。 |
荷物列車 | 荷 |
回送列車 | 回 |
試運転列車 | 試 |
工事列車 | 工 |
排雪列車 | 雪 |
救援列車 | 救 |
配給列車 | 配 |
単行機関車列車 | 単 |
電車列車 | M |
気動車列車 | D |
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