自動録音システム

ソフトウェアの項で紹介したYoGen AudioMagicを使い、自動録音システムを構築します。

列車無線自動録音システム

構成は上図の通りです。 PCはAudioMagicが動作していればいいだけなので、古くなったノートPCでもいいでしょう。 私はCeleron 333MHz、メモリ192MBのノートPCを使用しています。 このノートPCにはWindows 2000 Professionalがプレインストールされていました。 OSをバージョンアップする必要性もないため、そのまま使用しています。
なお、オーディオデバイスがあることは当然のこととして、できればLINE IN端子があることが望ましいです。

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残念ながら、最近はMICやPHONE端子はあっても、LINE IN端子のないノートPCが多いようです。

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デスクトップPCだと消費電力も大きくフォンの音も大きくなりがちです。 ノートPCなら消費電力が小さく、デスクトップPCよりもファンの音が小さいので家庭内サーバには適しています。 しかしノートPCも熱を発するため、夏場はノートPC用の冷却装置を併用して熱対策を施すことをお勧めします。 CPUが熱暴走してハングアップするくらいならまだいいですが、HDDが熱暴走したら目も当てられません。

PCとIC-R5の接続には市販のオーディオケーブルを使用します。 私はたまたま持っていた、片側ステレオ・片側モノラルというミニピンケーブルを使用しました。

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当然のことながら、IC-R5にはACアダプタを付けて運用します。 純正のACアダプタは「BC-149 普及型バッテリーチャージャー」ですが、大きく重たいです。 また、予備にもなるということで、秋葉原で6VのACアダプタ(北海道フォンク電子 VOLSET PS-T20P)を購入してきました。
汎用のACアダプタの場合、電圧だけでなく極性とプラグ径も合わせないと使えないので注意が必要です。 私の購入したACアダプタはプラグが交換でき、極性も切り替えられるので、IC-R5以外にも使い道がありそうです。

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簡易CTIシステム

PCついでに、蛇足ですが我が家の電話回線環境を紹介します。

簡易CTIシステム

当初、電話回線を契約するときにはISDNで契約をしました (まだxDSLの存在していない当時のインターネット環境では、最大128Kbpsで通信できるINS64が人気でした)。 その後ADSLに移行するときにアナログ回線に切り替えましたが、Bフレッツを導入してからもアナログ回線のままにしていました。 しかししつこい先物取引業者から電話がかかってきたので、即座にISDN回線に戻す工事依頼をし、 ナンバーディスプレイも併せて契約しました。 TAにはINS64の時に使用していたNTT-ME MN128-SOHO SL11を引っ張り出して使い、 非通知や特定の電話番号からかかってきたときは電話が鳴らないように設定しました (当時使用していた電話機がナンバーディスプレイに非対応だったため、ルータで設定していた)。

アナログ電話機がMN128-SOHOシリーズのポート1に接続されているときに下図のように設定することで、 指定した電話番号(または非通知や公衆電話等)から着信したときにはポート1では着信しないようになります。 ポート2・3では着信しますが、どちらのポートにも電話機を接続していないため、着信したことがわかりません。 電話を発信した側には呼び出し音しか聞こえません。
着信(ポート2/3)の設定を着信しないに設定してもいいのですが、そうすると着信した記録が残らなくなり、 着信拒否の効果を確認できなくなってしまいます。 また、このとき電話を発信した側には話中音(ツー、ツー)が聞こえます。
電話がかかってくることが事前に分かっていて非通知で着信したときは、こちらから連絡して電話の設定を見直してもらい、 電話番号に186を付けて発信してもらうという対策を取ることもできます。

着信拒否

さらにPCにはフリーソフトのMnCon(MN128 Controller)を インストールしました。 MnConはsyslogサーバとしてMN128からのsyslogを受信していて、電話がかかってくると画面に電話番号を表示します。 このときMnConは自身が管理する電話帳を参照し、登録された電話番号であれば名前も併せて表示します。 この情報を電子メールで送信する機能もあるので、私の携帯電話のアドレスを登録し、 自宅に電話がかかってくると携帯電話にメールが届くようにしてあります。 大体電話機が鳴って4コール目前後にメールが着信するので、相手を確認してから通話ができます。
無償で構築できる簡易CTI(Computer Telephony Integration)機能、これは結構便利です。

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