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みんみんみんなのミンナミン@高操

パッケージ

新薬の開発に伴って培われた薬効成分や製造方法等は、開発した医薬品企業(先発企業)が特許を申請します。 しかしこの特許の権利期間は出願日から20年で終了します。 特許で守られていた医薬品(先発医薬品)の特許が切れてしまうと、他の医薬品企業(後発企業)が同等の医薬品 (後発医薬品)を製造・販売することが(法律上)可能になります。 この後発医薬品のことを「ジェネリック医薬品」と呼びます。

ジェネリック医薬品の薬効成分が先発医薬品と同等なのは当然ですが、 その名称やパッケージもなぜか先発医薬品を意識することが多いようで、 「どっかで見たような」商品をドラッグストア等で見かけます。
「正露丸」という名前の商品は大幸薬品以外からも製造・販売されていますが、 これは一般名詞として認知されているために、商標登録が取り消されたための様です。

ジェネリック医薬品の薬効成分が先発医薬品と同等、とはいうものの、

『薬効成分が同じでも、コーティング等の違いにより薬の溶ける時間や吸収に違いがあるため 同じ効果が得られるとは限らない。』

そんな内容の論文を医療雑誌に載ってるのを見かけました。

私は複数の病院で抗ヒスタミン薬を処方してもらいましたが、後発医薬品の方は服用しても効果がないことが多く、 高くても先発医薬品を処方してくれる病院に行ってました。
先の論文を読んで、少し納得した気がします。

で、本題のミンナミンCですが、これは医薬品ではありません。 炭酸飲料です。 でもオロナミンCにそっくりです。

並び
壊れやすいビタミンを光から守るため、オロナミンCは茶色いビンを採用しているそうです。 これはミンナミンCでも同じです。

上から見てみました。 キャップのデザインは全く異なります。
ミンナミンCのキャップは一般的なロールオンPP(Pilfer Proof)キャップ(スクリューキャップ)ですが、 オロナミンCのキャップはマキシキャップが採用されています。

ふた
オロナミンCのキャップもPPキャップでした(1971年までは王冠)が、 1985年頃パラコート入りオロナミンCを飲んだ人が死亡するという事件が相次いだため、 一度開いたキャップを元に戻せないよう、1986年にオロナミンCのキャップはマキシキャップに変更されました。
ミンナミンCに限らず、PPキャップだって一度開ければキャップ下のブリッジが破断するから分かるようになってるじゃないか、 と考えていましたが、冷蔵庫に寝かせて保管していたミンナミンCから中身が出てくるという事故が発生しました。
事故
自動販売機の取り出し口に飲み物が残っていたら、例え未開封でも飲まないようにしましょう。

仕様を比較してみます。
似てはいますが、結構異なります。

仕様
仕様表
商品名ミンナミンC オロナミンC
名称
炭酸飲料
炭酸飲料
原材料名
果糖ブドウ糖液糖
ハチミツ
リンゴ酢
香料(オレンジ由来)
酸味料
ガラナエキス
ビタミンC
カフェイン
調味料(アミノ酸)
ニコチン酸アミド
ビタミンB2
ビタミンB6
イソロイシン
スレオニン
液糖(砂糖、ブドウ糖液糖果糖)
ハチミツ
食塩
香料
ビタミンC
クエン酸
カフェイン
ナイアシンアミド
ビタミンB6
ビタミンB2
溶性ビタミンP
イソロイシン
トレオニン
フェニルアラニン
グルタミン酸Na
内容量
120ml
120ml
販売者
タムラ活性株式会社
大塚化学ホールディングス株式会社

グラスに開けてみました。

グラス
オロナミンCの色はビタミンB2本来の色で、着色料は使用しておらず、カラダへのやさしさがそのまま詰まっているそうです。
ミンナミンCの色もビタミンB2本来の色なのでしょうか。 非常によく似ています。 強いて言えばミンナミンCの方が色が濃いかも知れません。

実際に飲んでみると、色とは異なりミンナミンCはオロナミンCよりも薄味な気がします。 複数の人に商品名を伏せて飲み比べてもらい、どっちが好みかを尋ねたところ、オロナミンCを挙げた人の方が多かったです。

オロナミンCのキャッチコピーが「元気ハツラツぅ?(2003年から)」なのは有名ですが、 ミンナミンCのキャッチコピーは、何でしょう?
紙パッケージには「みんみん皆のミンナミン」と書かれていますが、 キャップには「みんみん皆んなのミンナミン」と書かれています。
いずれにせよ、読み方は「みんみんみんなのミンナミン」でいいんでしょう。 キャッチコピーは登録商標じゃないみたいだし。

キャッチコピーは登録商標ではないですが、商品名の方は検索すると見つかりました。
独立行政法人工業所有権情報・研修館の特許電子図書館 で「商標出願・登録情報」を検索した結果です。

商標出願・登録情報
商品名ミンナミンCオロナミンC
登録番号
第2575815号
第728098号
登録日
平成5年(1993)9月30日
昭和41年(1966)12月24日
出願番号
商願平3−21139
商願昭41−3993
出願日
平成3年(1991)3月1日
昭和41年(1966)1月28日
先願権発生日
平成3年(1991)3月1日
昭和41年(1966)1月28日
商標(検索用)
みんなみん\ミンナミン\MINNAMIN
オロナミン\C
称呼
ミンナミン
オロナミンシイ,オロナミン
ウィーン図形分類
26.4.2; 26.4.4; 26.4.6; 26.4.7; 26.4.18; 27.5.1.3; 27.5.21
権利者氏名又は名称
田村薬品工業株式会社
大塚化学ホールディングス株式会社
類似群
29A01 29B01 29C01 29D01
29A01 29B01 29C01 29D01
国際分類版表示
第8版
第8版
区分数
商品及び役務の区分並びに
指定商品又は指定役務
30 茶,コーヒー,ココア,氷
32 清涼飲料,果実飲料
30 茶,コーヒー,ココア,氷
32 清涼飲料,果実飲料

今回この文章を書くに当たり、販売元である タムラ活性株式会社及び関連会社の 田村薬品工業株式会社のオームページを見ても、 ミンナミンCに関する情報は得られませんでした。
また、高崎操車場ではミンナミンCの販売は行っておりません。
この件に関するお問い合わせもご遠慮ください。



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