接続
野外に出て撮影してみると、EXIFに緯度・経度・高度の表示が追加されています。
緯度・経度の精度は高く、日を改めて撮影した写真を見比べても殆どずれていません。
それに対して高度は±10m程度の誤差が生じるようです。
人工衛星の高度からすれば、10mというのは誤差の範囲内ということなのでしょう。
今回のようにカメラにGEKO 201を接続して使用する場合、カメラを使用するときまでGEKO 201の電源を入れ忘れることがあります。
高操のように周囲が充分開けている場所であればいいのですが、
衛星の電波を受信しづらい場所で電源を入れた場合、使用可能な状態になるまでに時間がかかります。
特に前回電源を切ったときの場所から大きく移動した場合は電波を受信できる衛星も変わるためか、なかなか現在地を把握できません。
移動中から電源を入れておいた方がいいでしょう。
スピードメータや高度計の変化を眺めながら移動するのも楽しいものです(車を自分で運転しているときはそれもできませんが)。
回路の電源として、10ピンケーブルから8番ピン(+5V)を回路のVccに接続しました。
ここには半押しタイマーがオンの時のみ+5Vの電流が流れる、
という話ですが、実際に使ってみると半押しタイマーがOFFにならなくなります。
GPSの電源がOFFならば、ケーブルが接続されていても半押しタイマーはOFFになります。
しかしGPSの電源を入れ、カメラの上面表示パネルにGPS通信マークが点滅(または点灯)した状態では
半押しタイマーはONのままです。
D200は相当な電池喰いですから、GPS機器を接続したときはこまめにD200の電源をOFFにした方が良さそうです。
■カメラ、GPS機器との接続方法
- カメラとGPS機器の電源をOFF にします。
- GPS機器と接続ケーブルを接続します。
- カメラの10ピンターミナルに、接続ケーブルの10ピンプラグを接続します。
接続ケーブルの10ピンプラグの指標とカメラの10ピンターミナルの指標を合わせて10ピンプラグを差し込み、 プラグ先端部のねじを締めてロックします。 - GPS機器の電源をONにします。
- GPS機器の通信形式を「NMEA」に設定します。
- カメラの電源をONにします。
- カメラとGPS機器が正しく接続され、通信が開始されるとカメラの上面表示パネルにGPS通信マークが点滅します。
GPS機器が電波を受信し、位置情報が確定すると点灯表示に変わります。
■使用上の注意
- 接続ケーブルとカメラを接続するときは必ず、接続ケーブルの10ピンプラグを、カメラの10ピンターミナルに直接接続してください。
延長コードMC-21を介して接続しないでください。 - カメラやGPS機器の電源がONの状態で、接続ケーブルを抜き差ししないでください。故障の原因となる場合があります。
- カメラやGPS機器の誤作動を防止するため、接続は確実に行ってください。
- 接続ケーブルを持ってカメラを持ち上げたり、衝撃を与えたりすると、コードがカメラから抜ける場合がありますので、 取り扱いにご注意ください。
- カメラの10ピンターミナルを使用しない場合は、必ず10ピンターミナルにキャップをしてください。
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